人生8勝7敗がいい1

そば師石田屋一徹

2009年09月18日 21:36


ある時テレビを見ていて人生8勝7敗がちょうどいいという
言葉を耳にした。
いい言葉だなと思い手帳に書いておいた
どなたがいったかはすでに忘れてしまった
年のせいかな?とは思いたくないが09年10月で私も60才だ。
間もなく老人会入会の勧誘が来るだろうな

自営業だから定年はないが世代交代の時期は自ら決めなければならない
霞が関の官僚ではないが、すでに本業の宿泊は息子に任せ
自らの天下り先を家の中に作り5年前からそば屋の親父としての日々を過ごしている
我ながら見事な天下りだ。

と言っても思いつきでそば屋を始めたのではない
20才で家業に入り30才で経営を引き継ぎ40年が過ぎた
そして今年石田屋第5期10カ年計画が10月からスタートする

30才からスタートした第1期10カ年計画から今日までそして
明日からのことを少しは記録に残しておいてもいいのではないかと思い
書いてみようかなと思ったがどこまで続くやら不安。

30代はペンションブーム
40代にバブル崩壊
宿泊客が激減しもうやめようと思ったとき頭に雷が落ちたような衝撃!
たまたま宿泊していたアニマル浜口、そうですあのレスリング浜口京子さんのオヤジさん
にその話をしたら、社長それはあなたの中に神様が降りたんだよと言われ励まされた
色紙ぐらいもらっておけばよかった
数字だけみると15倍の売り上げになった、たった1日で

平成4年戸狩温泉スキー場の入込がピークに達した
なぜか身体で感じて妻にスキー宿泊を止めようと相談
仲間にも話したがみんな浮かれていて変わり者扱い
もともと変わっているんだがね
一人だけ共感してくれる仲間がいた
そいつも変わり者だね
その年をピークに現在に至るまで17年間
スキー産業は減少の一途


スキー産業が始まって50数年
それまでは冬の産業は「みの」を作りそれを売って現金収入を得ていた
現在の雨具カッパですね

しかしビニール、科学繊維の登場でわらで作る物は不要になり
雪を生かしたスキー産業が生まれた
時代のブームに乗って経営者面をしていた自分が恥ずかし
作ってくれた先人には感謝の一言

しかしそれも半世紀が過ぎてまた時代が変わってきた
それならばこの地に産業を興そうというのが
第5期10カ年計画
道のりは長いがこんな人間がいても面白いのではないか


すべて10カ年計画の中で進めてきた
人生目標8勝7敗を書きたいと思います

又次回に

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